三井不動産と東芝、横浜スマートシティプロジェクトへ参画、建売分譲戸建で初

 三井不動産レジデンシャル株式会社と株式会社東芝は、経済産業省の『平成24年度次世代エネルギー・社会システム実証事業』において、建売分譲戸建「ファインコート大倉山マスターズヒル(横浜市港北区・総戸数33戸)」が戸建住宅における「ホームエネルギーマネジメントシステム(HEMS)」の実証対象として採択されたと発表した。

 『次世代エネルギー・社会システム実証事業』とは経済産業省が平成22年度より実施している、電力使用の効率化や地域の交通システム、市民のライフスタイルの変革などを複合的に組み合わせ、地域単位で次世代エネルギー・社会システム、スマートコミュニティの構築へ向けた実証を行う事業。

 「ファインコート大倉山マスターズヒル」におけるHEMSの実証は、上記実証事業の一つとして平成22年4月に経済産業省から選定された、横浜市と民間企業が連携してスマートコミュニティの実現を目指す「横浜スマートシティプロジェクト(以下YSCP)」における戸建住宅向けHEMSの実証として行われる。

 「ファインコート大倉山マスターズヒル」における実証計画では、HEMSにより家庭内エネルギーの最適な管理を図るほか、東芝が開発する地域全体のEMS(CEMS)とHEMSとを連携させることで、地域全体のエネルギー利用の最適化も目指す。
 具体的には全住戸内に電力使用量等の状況をリアルタイムで確認できるエネルギー表示機やエアコン(各戸3台予定)をイニシャルで設置し、CEMSから発信される省エネへの協力依頼に応じて自動制御(デマンドレスポンス)することで、地域全体のエネルギー消費の削減への貢献を図る。

 実証期間は、入居開始(平成24年12月予定)から平成26年度までを予定している。

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2012年8月16日 | コメント/トラックバック(0) |

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