旭化成ホームズ、エネルギーを世帯間でシェアする二世帯住宅を発売

 旭化成ホームズ株式会社は、比較的敷地にゆとりがある都市近郊や郊外の古い分譲地の建替え市場に向けて、同社がこれまで蓄積してきた家族の住まい方に関する知見を集約した二世帯住宅「ヘーベルハウス &NiCO(アンド ニコ)」を40周年記念商品として平成24年4月28日より発売すると発表した。

 今回の商品は、近年の家族の絆やエネルギー問題への関心の高まりをとらえて開発したもので、主な特徴は次の3点となっている。

1.空間提案の特徴(コラボスペース)
 ゆとりのある敷地に、二世帯住宅の基本である世帯間分離(Nice Separation)を保ちながら、2つの世帯の間と居住する「それぞれの人」の間で、お互いを尊重しつつ積極的な交流(Nice Collaboration)を深め、気兼ねのない快適で豊かな暮らしを実現する空間を、これまでの住生活研究成果を集約して提案する。

2.設備提案の特徴(コラボエナジー:新エネルギーシェアシステムの提案)
 生活エネルギー消費量は、家族の「場」が重なることで削減されることが分かっていることから(同社くらしノベーション研究所調べ)、今回の提案では、家族が集まりやすい空間構成の提案に加え、2つの世帯で家庭用燃料電池(エネファーム)や太陽光発電による創エネの熱と電気をシェアしながら光熱費ゼロと年間のCO2排出量ネットゼロを実現できる、独自のエネルギーシェアシステムを搭載した。
 戸建住宅では業界初となるシステムであり、同社と大阪ガス株式会社、東京ガス株式会社の共同開発により実現した。

3.建物外観の特徴(コラボフェイス)
 今回の提案では空間構成上、建物形状はボリューム感のある総2階に近い形状となる。この形状に合わせ、重量感のあるファサード面にルーバースクリーンやコンビネーション目地をアクセントとして組み合わせることで、高級感と多彩な個性を表現した外観としている。加えて外壁デザインは水平ラインを強調し、ボーダータイルとレンガをイメージする新目地模様(BM目地)と焼成した土のような深みのある濃色の新吹付け色を3種類用意した。
 販売価格は陸屋根のプロトタイプで5,020万円(太陽光発電8.1kWのエネルギーシェアシステム搭載、消費税込)、勾配屋根のプロトタイプで4,850万円(太陽光発電7.6kWのエネルギーシェアシステム搭載、消費税込)。

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2012年4月28日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:ニュース

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